『ーっ、僕だよ!』
「スター!どうしたの?」
『ああ、その声を聞くことが出来て僕は幸せだ!たとえ姿をこの小さな画面にしか映しだせないとしても、君は僕のために時間を割いてそこに居てくれるんだね!ねぇ、君にも僕の姿は見えている?』
「…う、うん。なんかあの、今日はいつも以上にお喋りだね」
『そうかな?僕はいつだって僕だよ。そう…いつだって、のことが大好きなのが僕だ』
「どしたのホントに?スター…ちょっと変だよ?」
『おかしくなんてないさ。だってこの気持ちに偽りなんてないのだから!ああ、っ、マイスウィートハート!!どんなに離れていようともっ、僕は君のことを愛している!』
「えええ!そんな突然大声で…っ!(ここ、居間なのに!)」
『僕は今ここで――このキラめく星の大海原で!永久の愛を誓うよ!!』
「…うひゃー…(恥ずかしすぎる…)」
『そうだ!この任務が無事終わったら、僕と一緒に…宇宙の…果てまd――……』
「す…スター?!」
「スターが画面から消えちゃった…」
「…ありゃ、酔っぱらって倒れただけだ」
「えっ、スター…酔ってたの?!」
「、気付かなかったの?おれから見てもヨッパライだったよー」
「だ、だっていつもお喋りだし、テンションも高めだし」
「本当、うるせぇよな」
「そんなことないよ!!」
「おっと、カノジョさんにカレシの悪口言っちゃあいけなかったか?」
「…スターはお喋りでも、フラッシュみたいに意地悪なことは言わないもん」
「……っ」
「あーあフラッシュ…、これはいいカウンター。」
「かうんたー?クラッシュ、カウンターってどういう意味?」
「ふふーん、ヒミツ。…それより、おれだってフラッシュみたいに悪口なんて言わないよ!それにおしゃべりも、あんまりたくさんしないようにするよ!(だからおれをカレシにしたらいいと思うよ!)」
「ありがと!お行儀のいい子だねークラッシュは」
「…いいこ……行儀いい子って…おれ…」
「あれ…なんかみんな、急に静かになっちゃった…?」