「はいはい、スネーク？」
『やーっと出やがったよ鈍くさいチャンが』
「こっちだって忙しいの！…で、こんな時間にどうしたの？」
『どんな時間だってイイだろーが。オマエに拒否権なんてねェの。わかる？』
「うわぁ高圧的…。えっとじゃあ、スネークは今どこら辺にいるの？」
『オマエの居るとこの、正・反・対！地球のウラだぜ〜』
「へぇ、すごいね！また潜入任務？」
『そりゃー俺の専門分野だかんな。しっかし…、マジしんどい』
「あ…お疲れなんだ…（それでいつにも増してワガママなのかな…）」
『ムカついたからー俺様ひとり酒中！なァ、オマエも俺に付き合え！』
「えーそれは…（あ、お酒か。スネークがこんなに酔うって…初めてだ）」
『ほら何か持って来て！早く呑めッ！』
「わ、わかったから…そんなに言わないでって！（何も言わないけど、きっと…つらかったんだな）」
『〜、このスネーク様が直々に通信してやってんだろォ？サービスはねェのかよ〜』
「サービス？」
『だーかーら。今、俺様はァ！あのジジイのせいでこんなところまで飛ばされて！チョー不機嫌なワケ！』
「うん。大変だね」
『ぶっちゃけ、溜まってンだよ。…近くにゃロクな穴がねェ』
「…え？」
『あーマジ、オマエの中にぶちｋ――、…い…さけぶ……をガン…――』
「あれ？スネーク、今なんて？」
『――…しばっ……そのま…たえ…――』
「ちょっと待って！よく聞こえない！」
『――……で……に…――』
「どうしたの、スネーク！スネェェェク！！」
「ー…って、今ダーリンとラブラブしちゃってた？お邪魔したかな」
「あ、バブル兄。それが…なんか急に、スネークの声が聞きとれなくなっちゃって」
「急に、聞きとれなく……あぁなるほど」
「兄さんだったら、何でかわかるかな？」
「さーねぇ。んー…どっかで誰かが検閲してたりして、なんてね。…ね、エアー兄サン？」
「あれ、エアー兄もいたの？」
「……知らん。（…何故だ）」
「ん？」
「知らんぞ俺はーーッ！（何故、よりによってあいつを選んだのだ？！！！）」
「え、わたしまだ何も聞いてな…！エアー兄さーん？！」
「…ま…気持ちは、分からないでもないけどね。…スネークもエアーもさ」